ハンドル各部名称
ハンドルを固定しているしくみ
斜めウス式
マウンテンバイクやほとんどのスポーツ車は、斜めウスタイプを使用してハンドルを固定しています。
フロントフォークコラム内を引き上げ棒で引き上げられたウスが、フロントフォークコラム内を押し付けてステムを固定しています。
斜めうす式ステムの緩め方。
引き上げ棒を緩め、前輪を固定しながらハンドルを左右に動かすとステムが緩みます。
テーパーウス式
シティーサイクルや軽快車は、円錐状のウスを使用しています。
引き上げ棒で引き上げられたウスがステムの割を押し広げてフロントフォークコラム内で広がりステムを固定しています。
テーパーウス式ステムの緩め方
ステムを緩めるには、引き上げ棒を緩め出てきたボルトの頭を叩きます。
作業手順
6画穴タイプ ボルトタイプ
6画穴タイプは6mmの6画レンチ、ボルトタイプは13mmのメガネレンチを使用して作業をします。
@ 6mmの6角レンチで引き上げ棒を緩めます。
(6画穴テーパーウス式ステムの自転車を使用しています。)
A ボルトの頭が5〜10mmほど浮いてきたら、ボルトの頭を軽くハンマーで叩いてステムに噛み込んでいるウスを落とすとステムが動きます。
ボルトを緩めすぎるとウスが引き上げ棒から外れてしまうので緩めすぎないこと。
引き上げ棒を緩める前 引き上げ棒を緩めた状態
ウスがステムに噛み込んでいる状態 ウスがステムから外れた状態
B ハンドルの高さを調整後、ステムのマキシマムラインを超えていないか確認の上、しっかり引き上げ棒を締めてステムを固定します。
マキシマムラインがフロントフォークコラムから出ている状態で固定すると、ステムが緩んだり変形して折れる場合があり大変危険です。
自転車の前方から両膝でフロントホイールを挟んで固定し、ハンドルを左右に振ってステムがしっかり固定されているか確認してください。