分解
ローラーブレーキ取り付けナット(17mm)を外します。

ハブ軸から左玉押し用ロックナット、左玉押しを取り外します。
スプロケット側から内装ユニットをハブシェルから抜き取ります。
固くて外れない場合は、軽くブレーキ側のシャフトを叩くと抜き取れます。

Eワッシャーをマイナスドライバーを使って外します。
Eワッシャーを外すと、ギア枠ユニットとリングギアユニットが外れます。
スプロケット側の右玉押しロックナットを外し、右玉押しも外します。

ハブ軸とスプロケット側の駆動体ユニットが外れます。

この状態で、駆動体ユニットに内装ハブ用グリスを充分塗布します。

組み付け
ハブ軸にスプロケット側駆動体ユニットを取り付けます。
そのとき、駆動ユニットにシャフトがピッタリと嵌っている事を確認してください。

リテーナーベアリングの向きに注意して、右玉押しをシャフトに取り付けます。
右玉押しを軽く締め付けてから、右玉押しロックナットでしっかりと固定します。
このときに玉押し調整は不要です。

リングギアユニットの2つの爪を指で押さえます。
リングギアユニットの爪を押さえながらシャフトに組み付けますが、そのときスプロケット側の駆動体ユニットの爪もマイナスドライバーで押さえながら組み付けます。
駆動体ユニットの爪は6個程度ありますのでリングギアユニットを斜めにしながら一つひとつ爪を押さえて組み付けます。
リングギアユニットが嵌ったら、ラチェットが動作するか確認します。

リングギアユニットにギア枠ユニットを嵌め込みます。このとき、ハブ軸にEワッシャーが嵌っていた溝が見えていること。(見えない場合は、組み付け不良です。)

ハブ軸の溝にEワッシャーを嵌め込みます。

内装ユニットをハブシェルに取り付け、左玉押しをねじ込み、ハブ軸にガタが無くスムーズに回転するよう調整します。
調整後左玉押しロックナットで左玉押しを固定します。

ハブにローラーブレーキを取り付けて完了です。